内側の記録

心裡に去来したものを雑に記録します

#僕ヤバ 感想:Karte.50「僕は高揚している」

読者に向かってなんだその身体は(2)

山田がメガネって初めてじゃないですよね?と思ったけど本編では初めてっぽい

 イラストではこれまで何度か寝る前後でメガネかけてることがありましたね

  

市川の父・実家

市川の父親、雰囲気が学者っぽい気がしませんか?仮にそういう家庭だとすると目黒区に住んでること・市川が理系科目が得意なこと・表彰される経験が多いことも割と納得感がありますが

そして市川の実家やたら大きい…というか乳頭温泉の旅館ですね 旅館なら空いてる客室ありそうなものですが、書き入れ時だから予約で埋まっているのか、パースに流用しただけで別に旅館ではないのか…その後出てくる病院が「仙北総合病院」なので乳頭温泉付近が実家なのは確かみたいですね

(山田)秋田…行って…みたいなぁー…

(市川)あ じゃあ…写真…送る…  雪景色の

(山田)………ホント?約束だよ

山田が温泉入ってる絵もあるしいつか秋田に行く機会があるんでしょうね いつかね(今じゃない)

 

「調子に乗って大失敗」の共感性羞恥

市川、山田に狂わされたせいで自転車破壊したり風邪ひいたり骨折ったり…初めて人を好きになって浮かれるのはわかるけどよくよく考えたらかなりヤバイやつでは ここ半年の奇行が全部山田が遠因だとわかったらおねぇも母親もガチギレしそうで怖いですね 山田という一人の女のせいで家庭崩壊か…

 おねぇの顔がコワイやつ

別件ですが、おねぇの寝間着もジェラピケなのでやっぱり市川のジェラピケがおねぇのプレゼントでおそろ説が正しかったみたいですね

 

山田の乳で盛(さか)るな高校

今日は!!シコれないんだぞ!!!

 同級生で毎日のようにシコるのはヤバイだろ…普段はファッション誌とインスタでシコってるんですかね?(秋野杏奈 アイコラ 検索)

骨折して欲求不満の市川を山田がサポートって成人向け漫画の王道展開ですが…読者の邪な想像をのりお大明神がどう逆手に取るか今から楽しみです

 

#僕ヤバ 感想:Karte.49「僕はモヤモヤする」

 

恋愛クソザコ頭脳戦か…?

(山田)あーもうすぐ秋田…?行くんでしょ

(市川)あ……明日から…

(山田)だから今のうちにって……

(市川)え…田舎だけどWi-Fiあるから…

山田は市川が帰省したらプライベートな時間や空間がないことを危惧してるんだよなぁ…そういうとこやぞ

山田が市川をリモートコントロールしているのは性癖が特殊すぎてちょっとどういうことかわからないです

 

 そうですか…事件ですか

防寒具だとファッションセンスがましに見えるのはDEATH LANDにガチ防寒具がないからか、親が買ってるからか…

 

読者に向かってなんだその身体は

 その乳と尻でファッションモデルは無理だろ…

山田が出てるCiELってリアルだとどの雑誌なんでしょうね?20代がターゲットの雑誌に中学生が出られるとは思えないので順当にSeventeenでしょうか?(表紙の感じPopteenではなさそう)中条あやみCanCamの前はSeventeen専属モデルでしたし…

全然関係ないですが中学生の頃はヨンアが好きでOggiをよく読んでいました(マジで関係ない 高校生の頃の交際相手はZipperを読んでいたんですが、今調べたら休刊していて一抹の寂しさがありますね…女性向けファッション誌はたまに読むと結構面白いです 男性向けファッション誌はPOPEYEしか読みません

#僕ヤバ 感想:Karte.48「僕らはゆっくり歩いた」

まず読んでください

 

桜井のりお大先生ごめんなさい

2週間前に僕がなに書いたか読み返しましょうか(読み返さなくていいです)

report-from-the-interior.hatenablog.com

桜井のりお先生(&担当編集)、疑って本当にすみませんでした…

いや前回の湿度ムンムンスケベ回からこれ以上ないほどの純情クライマックス予想できます?俺たちが更新の度に一喜一憂したのも全ては山田の手汗まみれの掌の上だったということか…(?

 

イルミネーションの輝きよりもきらめくもの

(市川)初めて見た

(山田)ウソ!?

イルミネーションがこんなに綺麗だなんて 初めて知った

根暗陰キャ市川のことだからこれまでクリスマスやバレンタインといった商業主義に煽られた男女がその時限りの恋愛ごっこを競い合う俗悪な風習は滅びればいいと思っていたに違いない。俺は根暗陰キャには詳しいんだ。 だから毎年クリスマスがやってくるとキラキラする街や人から顔を背けるように下ばかり見て歩いていたんだ。

それを山田がマフラーで強引に簀巻きにして初めて上を見上げることができた。きらめくイルミネーションと、それよりも眩しい山田の顔を初めて見ることができた。

山田!!!!!お前の顔とパワープレイが一番や!!!!!

 

「誰もわかってくれない」の先にあるもの

(市川)山田は…僕のことをわかってないよな

 

(山田)わかる だって“僕”って言った 自分のこと

これまで誰も市川のことをわかってくれなかった。説明してもわかってくれなかった。いつからか説明することもやめた。

山田もわかってくれない。でも山田は説明したらちゃんとわかってくれる。

弱冠14歳にして素の自分を曝け出すことができる市川、えらいぞ。

電車の中で山田から逃げなくなったばかりか手を握り返せる市川、えらいぞ。

お前もうどこもヤバくないやん…

 

市川の顔

山田と夜中に手を繋いで家の近所を歩くときの恥ずかしそうな市川の顔!

山田が手を離したときの「えっ…もう終わりなのか」と衝撃を受けたような市川の顔!

もう帰ったと思った山田が電柱から姿を表したときの嬉しそうな市川の顔!!!!

 

山田がすごい

山田、恋愛巧者すぎない????恋愛頭脳戦最強だろ。なんやねん電柱から出てくるって。そんなん恋するなってほうが無理やん。

 

まだあと6日ある

永遠にたどり着くことのないゴールまで二人の力で駆けて、駆けて、駆け抜けて欲しい。

桜井のりお先生、お身体にはお気をつけて。

 

 次回は遠距離恋愛ごっこか…(?

#僕ヤバ 感想:Karte.47「僕は可愛いが言えない」

前回の大方の予想通り、なんとしてでも市川の口から「可愛い」を言わせるための山田のパワープレイ来ましたね…来ましたが…

report-from-the-interior.hatenablog.comhttps://twitter.com/lovely_pig328/status/1272831661965635584?s=20

山田汗かきだし試着ブースの中の匂いヤバそう

 

よかった点

(市川)え 買わないの?

(山田)……なんで?

(市川)…………

    に……似合うから……

(山田)ま——…いっか!

 どうしても「可愛い」と言わせたかった山田が「(可愛い私に)似合う」≒「可愛い」で今日のところは概ね満足したの今後ちゃんと「可愛い」って言う回への含みがあっていいですね。

 

不安な点⑴:暴走特急の末路

本当にこの弱いオタクの予想通りなベタベタ展開でいいんですか…?

僕ヤバって恋愛に疎い陽キャ女子の無自覚の突きを自己肯定感が低い隠キャ男子が躱したり躱せなかったりする、目線や身体のわずかな動作を読みあう達人同士のフェンシングみたいな漫画だと思っていたんですが、Karte.38以降露骨に身体接触が増えて山田が体格にものを言わせた大技を一方的にかけまくるプロレスみたいな漫画になってますよね…?

特に渋谷デート編に入ってから恋心を自覚した山田の暴走が止まらないんですが、この速度で突き進んだ反動が出たりしませんか…?

(BAD END一覧)

  • 山田が校内で露骨に浮かれすぎた結果、親や先生に怒られる→山田がグレる、芸能活動に支障が生じる
  • 市川が調子に乗って山田を傷つける、イキりオタクになる→ナンパイが出てくる
  • エスカレーションに収集がつかなくなって市川の夢オチや10年後に飛ばして突然の完結

できれば細く長く続いて欲しいんですが、この路線で大丈夫でしょうか…?

 

不安な点⑵:不純異性交遊疑惑

山田も市川も不純説が濃厚で素直に応援できないんですが…

report-from-the-interior.hatenablog.comKarte.41の感想で「山田は市川を誘惑するためにわざと髪を寄せてうなじをあらわにしているのでは?」説を書きました。まぁ髪を上げたり下ろしたりするくらいでいちいち不純だと指弾するのはブラック校則みたいなのでやりませんが…

今回の話での疑惑は「山田はワンピースのファスナーをわざと下ろしたのでは?」です。試着するとき普通はファスナーやボタンはちゃんと留めますよね…?後ろ姿をチェックするためにバックのファスナーも上げますよね…?7ページ上段左の後ろ姿では生地がめくれてないのでちゃんと留まってますよね…?7ページ下段でなんで手を後ろに回してもじもじしてるんですか…?

さすがに横着な山田のことなのでファスナーを上げずに着用したのを市川の目の前で音出して上げるかどうか逡巡しているのだと思いたいのですが、弱いオタクなので公式声明が欲しい…

 

それはそうと、試着ブースの前で勃起しそうになってる市川も大概不純ですよ。不意打ちのラッキースケベで勃起するのは理解も同情もするんですが、服を試着しているのは明らかなんだからそこはワンピースを着た山田の姿を楽しみに思い浮かべる純な少年でいて欲しかった。まぁ元から山田が載ってるファッション誌で寝不足になるほどオナニーしてるヤバイやつだしな…

東京で両親共働きの鍵っ子だとやっぱりませてるんですかね?目黒区の性教育が心配だ…養護教諭もコーヒーうめぇじゃなくてもっと頑張って欲しい。僕も目黒区の納税者なので。

 

次回:ほんとに大丈夫?

 えー…これ告白回ですか?それとも山田の顔が若干驚き・引きつってるように見えるので市川が自己肯定感の低さから拒絶した回ですか?

この市川の表情を見てそう言えば告白するときってめちゃめちゃ緊張したことを思い出しました。次回どっちに転んでも僕の心臓がヤバイやつ…

#僕ヤバ 感想:3巻が出た!

前回更新から2週間も空いてしまいましたね。のりおの連載ペースに感想ブログが追いつかないってなに?俺の恋路(?)を邪魔する労働が許せない…

 

3冊買いました

https://twitter.com/lovely_pig328/status/1269208936499929095?s=20

 amazonで特装版を予約したらプライム会員なのに10日の昼にやっと届きました。ジェフ・ベゾス許せん…

 

 購入特典欲しさに特装版と通常版を1冊ずつ追加で買いました。(柳正堂書店の特典が)ヴァンヌーボVGスノーホワイト(で気合い入ってるの)大好き。同人作家は最初に使ったファンシーペーパーを親だと思って一生ついていく習性があります。

ちなみに恥ずかしながら僕ヤバにわかなのでマンガクロス連載はKarte.41「僕は見えない」以降しか読んでおらず、Karte.31〜Karte.40は大まかな流れしか知りません。単行本で読むのが初めてです。

 

付録「僕らの心のヤバイやつ」

本編を読むのが勿体無いのでド派手な装画の付録から…(特装版買ってない人は買ってください)

プロフィール帳

小学生〜中1で何度か書いた気がする。書いたかな?最近の中学生も書くのかな?

ちょいちょい好みが一致してて夫婦漫才かな?🤔というか二人とも素直なんですね…

実は僕も9月生まれ・AB型・192cm前後・目黒区在住なのでほぼ山田です。

言葉にできない・きずあと

やたら怪我しやすい女性いますよね。わかる…

(山田)疲れちゃったからさー

しれっとソファではなくカーテンで人目を避けられるベッドに市川を誘う山田…保健室をラブホ代わりにするな。(もしや渋谷デート回終盤でも「疲れちゃったからさー」が炸裂するのか…???)

あと好きな相手に運動直後の裸足を差し出せる山田、勇気あるのか無頓着なのか…さっき水で流したからいいのか?他のエピソードを見るに暑がり・汗かきっぽいけど…

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完全に涅槃の境地になった

 

Karte.31:僕はLINEをやっている

(市川)人殺しの…目をしているな……

実際市川より山田のほうが人殺せそうですよね。なんとなくですが山田はビッチ萌子に対してではなく他の女と喋ってデレデレしてる市川に苛立っている気がする。

山田も市川も独占欲・嫉妬心が強いし他の異性と喋るときは結構おたおたしてますよね。カースト上位・下位の格差恋愛ということになってますが本質的には結構似たところがあると思います。山田もちい・萌子・芹那がいなかったらハブられてるのでは…

(足立)おめー姉ちゃんとやってんのかよ〜〜〜〜

やってるぞ。

 

おまけ1:闇の能力者

この回は「京ちゃんブカブカのジャージでかわいいね〜〜〜」じゃあないんだよ。僕ヤバ世界における『足立の定理』を当てはめるとこの回の本質はレイプです。最後に飴の包み紙が落ちるのは市川の破瓜のメタファーです。市川を巧みに壁際に追い詰め翻弄し貞操を奪うプレデター山田…

※足立の定理:『Karte.13:僕は捗った』にて示された、僕ヤバ世界では「手と手の触れ合い=SEX」が成り立つという重要な定理。あからさまにセックスが描けないという少年誌の制約を軽やかに乗り越えるのりおの悪魔的なアイデアである。

 

Karte.32:僕は距離を取れない

勃起で脱落した市川が追いつくまでずっと待ってあげる山田がいい…

一応誰も見てないか確認してから手を繋ぐ市川がいい…

それはそうと山田は隠す気まるでないだろ。むしろバレないか楽しんでる節さえある。

 

Karte.33:僕らは入れ替わってる

山田の(はぁ…市川かわいいな…)の目はずるいですよ。完全に恋煩いじゃん。

それはそうと、まだ互いの気持ちを確かめ合ってないのに互いにジャージ嗅いだことあるカップル、性癖が高度すぎない?目黒区の性教育はどうなってるんだ(山田のほうがヤバいやつ定期)

 

Karte.34:僕は視聴した

こと山田のことになると身体能力が上がる市川かっこいいよね…

そして自分では山田のギャグセンがおかしいと評価しているのに世間的には山田が高く評価されているに違いないと思ってるのナチュラルに世間を見下してるよね…

それはそうと部屋に4つもヘッドホンあるの根暗陰キャオタクで草。

母親が山田のことを認知してからもリビングでコロ学観てるのかな…録画してこっそり観てるのかな…まぁ最近はTVerとかもあるしね。

 

Karte.35:僕は勉強を教える

拗ねてる山田かわいくて好き。

(山田)だから結構普通って言ったじゃん

山田が市川と付き合う時に備えて友人の間での心象をよくしているって考えるのは考えすぎですか?

 

Karte36:僕は母親と似ていない

山田の胸の大きさは母親の遺伝か…(?

(山田)じゃ…また…いつか

(市川母)?

 🤔???????

 

おまけ2:身長測ってもらった

(山田)もう…じゃあ…——手で

「手から頭」は『ふれあいの12段階』で第8段階なんですが????もうこの先セックスしか残ってないぞ?????まだ交際も始まってないのに?????

(山田)……私もして

(市川)ええ…

(読者)ええ…  そこは「私も測って」じゃないんですか?????

 

Karte.37:僕は接触を試みた

(山田)見て ほら アメもらっちゃった

(市川)早く食えよ

(山田)ダメ まだ食べない

 願掛けでもしてるんでしょうか?次また市川母に会えたら食べるのか、市川と付き合えたら食べるのか…?それとも市川母から結婚の許しが出たら…????

それはそうと山田の耳がアップになるのこの回だけだと思うんですが、これはピアス穴が開いてるんでしょうか…?

 

Karte.38:僕はホントにずぶ濡れた

雨の中自転車走らせたり、大声を出して呼び止めたり、わざわざ改札出て頭拭いてあげたり、お互い相手のためなら本気になれるの純愛って感じでいいですよね…

山田母を思い浮かべてうっとりしている市川は不純でキモい。

 

Karte.39:僕は夢を見た

3巻の山田は顔がめちゃめちゃいいんですが、特にKarte.39の山田は線が細かくて特徴的ですね。

疑問なんですが、山田は市川の家までどうやってたどり着いたんでしょうか?

  1. 担任に住所を聞いた 渡すプリントもないのに…?
  2. 自力で探し当てた 大体の位置は聞いていたとしても下校から1時間程度で…?もし市川の家がマンションだったら…?

2だとしたら感動的ですが1もノートを見せに行くとか口実はいくつも考えられるのでさすがに前者かな…

Karte.39は大問題作だけに優れた先行文献も多いので改めて語ることはしません。それよりも今注目すべきはこの次です

 

おまけ3:イチゴとババロア

(山田)でもよかった 市川が治って

(市川)昨日のことあんまり覚えていないんだ

(山田)ホント?

(市川)う…うん 山田が来たのはなんとなく… あとは…夢か現実かわからない

(山田)どん… どんな夢?

(市川)……さぁ…

(山田)夢占いできるから言って 

 山田はどうしてそこまで市川の夢(=不確実な記憶)を聞きたかったのか?Karte.39での暗転後によほどのことがあったのか?市川がなにかを言った?山田がなにかをした?

僕の予想は「山田が市川の意識が朦朧としているのに乗じて恥ずかしい質問をして普段とても言わないことを言わせた」です(例:「私のことどう思ってる?」「私のどこが好き?」「私ってかわいい?」)。市川にその記憶があったら取り返しがつかないよね…

(小林)やっぱ体調悪かったのか 昨日イチゴババロア食べずに持って帰ってたし 地球滅亡するのかと思ったわ

(山田)ゴホゴホ ゲホ ん"ん"ッ ん"ん"ーッ

山田の恥ずかしがるポイントいまいち分からないな…

(市川)山田でも風邪ひくんだなぁ

市川、それは本人に言ったらアカンやつだぞ。

 

Karte.40:僕は練習台になった

(山田)マジキモい

 陰キャのトラウマを逆手に取って愛情表現に変えるのりお、天才か?悪魔か?どちらかといえば悪魔だろ。市川の心臓がヤバイやつ定期

この回は山田の表情が豊かで見ていて楽しいですね。意を決して話しかける時の顔とドヤ顔と最後のはにかみ顔が好きです。全部好き。

(市川)再来年の春…⁉︎ もう…卒業する頃じゃないか

    その頃果たして今みたいな関係でいられてるのだろうか?

市川は自己肯定感が低いのでいつか自分がヘマをやらかして山田に幻滅されて関係が破綻すると思っているんでしょうね。市川は全国2億5千万の負け陰キャが成仏するためにも山田とずっと仲良しでいて欲しい…

一点アドバイスするとしたら市川はもっと自信をつけるべきだけど調子には乗るなよ(?

 

Karte.41:僕は見えない

席替えとかいうのありましたね。高校の担任は席替えが嫌いだったので3年間ほぼ固定でした。当時の交際相手とは教室の端と端だったので授業中は空中に文字を書いたり手話を使ったりしてコミュニケーションしていましたが周りや先生からしたらめちゃくちゃ邪魔だったと思います(ごめんなさい)。

 (山田)フッ

(市川)は? 見てねーし

 ここの山田の「私美人だからな〜〜〜」のドヤ顔好き

(山田)………自分はいいんだ

 この後で寄せていた髪を戻しているんですが、やはり首筋を見せていたのは手癖ではなく故意でやっていたんですか…???市川を誘惑するために???山田ァ!!!!!

 

(6/27追記)

 やっぱり髪寄せるのはわざとなんですね…積極的すぎて怖い…

 

Karte.42〜Karte.44

この連続したエピソードは重いので改めて記事を書きます。僕の弱い心が耐えられたら…

 

おわりに

特装版付録小冊子や店舗購入特典も含めてめちゃめちゃよかったですね。ああ日本 ああ日本 僕ヤバ3巻特装版が770円(税込)で買える国に生まれてよかった 文化庁は今すぐ桜井のりお先生を人間国宝に認定しろ!厚労省桜井のりお先生の健康状態を24時間体制でサポートしろ!

最近はグッズ展開も多いので嬉しいですね。リングノートの表紙になってるスイカバー?食べてる絵のグッズ展開が欲しいです…(結局自室から持ち出さないガジェットに貼れるステッカーが一番という説はある)ハイブリッドタオルの再販は家庭不和の原因になるので…

あとはツイヤバ含めハイペースの連載ですが、ここ最近の山田の殺意が高いので4巻発売まで僕の心臓が持つかどうか…リングフィットで心臓は鍛えられないからな…(?

明日6/16は地獄のデート編更新!

#僕ヤバ 感想:Karte.46「僕は連行された」

俺はここで死んだ:階段での沈黙

 この市川が自分以外に「かわいい」と言ったことに嫉妬する山田に全世界50億人の僕ヤバ読者が悶絶してのたうち回った結果全世界でベッド買い替え需要が発生したことは有名ですが、二人の前に2組以上の先客がいることを考えるとその下の軽く流された2コマ(3ページ中段)が作中では10分〜15分の重苦しい沈黙だったはずなんですよね。「さっきまでニコニコしていた山田が突然不機嫌になってつらい…」市川の心境を思うとこちらまで苦しい。

 あの10分間の沈黙によって市川は「かわいいは禁句」だと誤った学習をしてしまっているのでかわいいと言わせるのは至難の技…次回は山田の策略が光るか腕力でなぎ倒すか、いずれにせよ華麗に読者をオーバーキルしそうで期待が持てますね。僕の心臓がヤバイやつ

 

俺は2度死んだ:DXパンケーキ(上段)

核心の8ページなんですけどね。いやDXパンケーキよりデカい山田の乳ではなくて…その下段の市川が自分の美貌に見とれていることに気づいた山田の笑顔ですよ。「口では言ってくれたことないけどやっぱり私のこと可愛いって思ってるんじゃん!」そこですぐさま写真を撮らせて市川に与えることで自分の顔を継続的に摂取させる山田、女をシャブ漬けにするヤクザみたいで怖い。それはそうと山田の顔には鎮痛効果や抗精神作用があるので政府は今すぐ山田の顔を全世帯に配布しろ。

 

俺は3度死んだ:DXパンケーキ(下段)

10ページの山田、ボリューミーなDXパンケーキを2口で食べてないか…?14時前(昼食後)にファミチキも食べてるのに…?

(山田)フフ ヤバイ

ヤバイのはお前の食欲だよ それにしてもクリスマスイブに初デートだというのにあれだけ補給できるのは超人的な消化力というほかない 父親は範馬刃牙か?

 

俺は市川じゃない、ましてや山田でもない

僕は僕ヤバを読んで顔がデロデロになってるキモオタですが、交際相手に布教しようとしたら以下の理由で突き返されてしまいました。

  1. オタクに都合がよすぎる
  2. 現実に山田はいない
  3. お前は市川ではない

確かに僕はチー牛顔のアラサーで厨二こじらせ美少年の市川ではない。目黒区にはたまに山田みたいな美少女がいるが彼女が山田のような性格とは限らないし、もちろん我々の人生が交わることはあり得ない。現実が冴えないから僕ヤバ読者は自身を市川に投影して巨乳美少女・山田が絶妙に甘やかしてくれる妄想に現実逃避しているのか?ふくよかではない胸に手を当てて考えれば決してそうではないことがわかるだろう。

僕は市川ではない。でも、僕の中にも市川と同じように好きな人を独占したいという気持ち、自分の感情がわからない戸惑い、自らの言動の失敗で世界が終わったような感覚があった(ある)。僕は山田でもない。でも、僕の中にも山田と同じように好きな人に近づきたい気持ち、好きな人の考えがわからない戸惑い、自らの行動が正しいかどうかの不安があった(ある)。僕は市川でも山田でもないが、僕の心にはきっかけをつかめなかった市川や山田がいて、だからこそ僕は彼らが自分の気持ち・相手の気持ちに真摯に向き合って全力で人生を楽しんでくれることを願ってやまないのだ。

 

https://twitter.com/lovely_pig328/status/1267758697301696512?s=20

私たちが飢えた学生だった頃( #山手らーめん についての私的な記録)

ライフログが欠落した最後の世代として

読者諸賢はクラウドストレージを利用しているだろうか。私のAmazon Photosの中にはスマートフォンを持つようになった2012年からの写真およそ5万枚が保存されている(親のカメラを譲ってもらった2010年以降の写真も一部存在する)。平均して月に約500枚、1日約17枚、寝ている間を除くと1時間に1枚ずつ僕の人生が記録されている計算になる。

もっとも、これはかなり不完全な記録である。プライバシーの問題を乗り越えてスマートグラスが普及し、それが常に無線給電されるか人の体温で発電できるようになり、5G回線で無限のクラウドストレージに常にアップロードされるようになれば個人の人生はほぼ欠けることなく記録されるようになるだろう(私たちの記憶を完全にする代償として、そのログを巨大テック企業がマーケティングに利用するだろう)。後世からは、私たちは記録が不完全な最後の世代として記録されるかもしれない。

さて、その不完全な記録の中から(未だ不完全なAI判別に頼らずに)人力によってこれまでに食べた「山手らーめん」で撮影した写真を収集した。2日間かけて捜索したところ、最終的には約400枚が集まった(1食の重複した撮影、店構え、店員、友人を含む)。仮に1/3が重複等とすると、実食数は約270杯、年平均で約30杯となる。もちろん、毎食必ず写真で記録していたわけではないためもう少し多いかもしれないが、実際にいつ・どれだけの山手らーめんを食べたのかを完全な形で知ることはもはや不可能である。ライフログが不完全な世代の悲運として、欠けた記録を刻々と風化する記憶によって補うしかない。

 

初めての山手(イントロダクション)

さて、読者諸賢は山手らーめんを食べたことがあるだろうか。食べたことがあれば、最初の一杯がいつ・どのメニューだったか覚えているだろうか。

山手らーめんとは、東京大学駒場キャンパスの裏に本店を構えるラーメン店である。スープパスタと形容される自家製麺と独特のスープを特徴とし、最盛期には直営3店舗のほか複数のサブブランドや暖簾分けを擁する人気ラーメン店であった。残念ながら2020年3月に本郷店が惜しまれつつ閉店、来たる6月に駒場本店も閉店することとなり、国内で山手らーめんを食べることは不可能となる見込みである。

私の最初の山手らーめんはなんだったか。ストレージ内で最も古い写真が以下のものである(食べかけで申し訳ない)。撮影日は2012年5月17日の午後10時であった。

さて、山手に何度も通っている読者諸賢は違和感を持ったであろう。いくら駒場本店が古い・汚いといえどもカウンターはここまで黒くはない。心なしかラーメンも黒く見えてくる。そう、私が初めて食べた山手は(駒場本店ではなく)なんと代々木上原店の黒らーめんだったのだ。

最も、これはあくまでも記録上の話である。初めての山手は受験前日の下見に訪れた2012年2月の本郷店(おそらく大方の初来店客と同様にみどりらーめんを頼んだ)と記憶しているが、記録が残っていない以上は定かではない。兄に訊けばもしかするとわかるかもしれないが。

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(記録上)最初の山手


その次の写真は1ヶ月半後の7月1日のものだ。この日は2杯の写真がある。といっても僕が2杯食べたわけではなく、片方は母親が頼んだものである(おそらく初来店の母がみどりらーめん)。他の写真を見るとこの日は兄がバイトで厨房に立っており、山手で一家団欒の時間を過ごしたようだ。

喫食頻度が低いことや、家族の誰かと来ていることを踏まえると、2012年上期の私にとっては山手は特別なときに食べるご馳走であったようだ。当時の私はバイトをしておらず、親からの仕送りに生活費の全てを頼っていた。よく兄に食材を買ってきてもらい2人分の食事を作っていたことを覚えている(し、写真も残っている。正直いって当時の私のほうが今の私よりも料理スキルが高い)。この次の山手はなんと2ヶ月後の8月30日。このままでは上記の年平均30杯の頻度には到底届かないが、2012年10月に転機が訪れる。

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母と食べた山手(焼きねぎ、みどり)

 

山手黄金期⑴とその個人的な終焉

大学最初の夏休みが特に何事もなく明けた10月、兄の勧めで私も山手でバイトをするようになった。それまでなぜバイトをしていなかったか?上京後の4月に失恋し、地方出身東大生に普遍的な学力ショックもあって夏学期は引きこもりがちだった。同じ理由でサークルにも入っていなかった。バイトをすることになった経緯は記憶にないが、おそらくは「賄いつき」と「兄にできるバイトならば高い確率で自分にもできる」というのが理由であろう。

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当時のメモ らーめんを提供する合間に基本のタレやスープの出汁の仕込みも行なっていた

さて、お客さんにラーメンを提供するとなれば全てのメニューの作り方・味を把握することが求められる(稀にアレルギーや宗教的禁忌の問い合わせを受けることがある)。山手のバイトはまずはゆきからつけ麺に到るまでの全メニューを賄いで一周することが研修の一環となっていた。私が山手の味覚の虜になったのは間違いなくこのときの経験によるものだ。ゆき脂の甘さ、焼きねぎの香ばしさ、焼きにんにくのコク、唐がらしの旨味、トマトの酸味…それらが出汁の効いた柔らかいスープと独特なコシのある麺と一体となった様は小宇宙と言っても過言ではない。この世に二つと無いメニューを作り上げた社長はまさしく天才であると痛感した。

シフトは週2程度、夜に入ることが多かった(駒場祭などイレギュラーなケースで昼に入った記憶がある。昼のシフトのほうが短時間に客が集中するため忙しかったようだ。また、実は昼と夜とでは厨房での鍋の配置や動き方が異なるほか、スープの濃縮具合なども異なるため味も微妙に違った)。基本的には社員1・バイト1のオペレーションで、一緒に働く社員はAさんまたはOさんのことが多かった。特にOさんは風貌が厳ついため客の立場からは愛想がいいとは言えなかったが、AさんもOさんも9時台の客がひと段落すると小銭を握らせてコーヒーやアイスをおごってくれることがあり、ありがたかったことを覚えている。

全メニューを制覇した後は、好きなメニューを食べることが許されるようになった。メニューにはない組み合わせを試すほか、トッピングを追加することも黙認されていた。個人的には「焼豚辛ねぎ」という焼豚の端の細切れと白髪ねぎを辛味噌で和えたものを好んで食べていた。また、加熱が不十分で崩れてしまい客には出せない半熟の味玉がとても美味しかった。夏になるとつけ麺をよく賄いにしていたが、これにのりやねぎなどを足していくと1000円を超える代物となるため、客の立場では到底食べられないものを役得としてずるずると頬張っていた(社長、ごめんなさい)。

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焼きねぎ+焼豚辛ねぎ(750円相当)、鰹醤油つけ麺+のり、煮卵、焼豚(1000円超相当)

バイトを始めた当初は深夜3時まで営業しており、バイトも日付を回ることがままあったのだが、いつしか営業時間が深夜1時までに短縮され、バイトも午後10時で上がるようになった(と記憶している)。賄いは基本的に客足の絶えた8時・9時に食べるのが不文律となっていたが、団体客が入るとタイミングを逃して食べられないこともあり、空腹では肉体労働に支障があるため5時ごろに店に来てバイト前に食べることもよくあった。この場合はバイトが終わる夜10時になると空腹を覚えるため、社員の好意に預かってバイト後にも2度目の賄いを食べていた(社長、ごめんなさい)。当時の私は地方から上京したばかりで、お金も人付き合いもなく、まだ自分が何者かもわからない、飢えた学生だった。

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2013年12月28日の賄い(17時:まぜそば 22時:焼きねぎ+ねぎ)

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2013年12月29日の賄い(17時:トマト+焼豚バラ2枚 22時:焼きにんにく+ねぎ)

2日で4杯は明らかに食べすぎである。年末に働いたということでお許しください

夜は色々な客がやってくる。一人で来る学生、団体でやってくる運動部や文化部の学生…応援団の学生が先輩の食後まで店外で出待ちして「お疲れ様でした!」などと大声で挨拶していたのには唖然とした。 学生たちが去ると、近所に住むカップルやタクシー運転手がやって来る。らーめんを頼まずに焼豚・味玉・メンマとビールを頼んで晩酌する客もおり、そういう楽しみ方もあるのかとまだ飲酒の喜びを知らない未成年には驚きだった。バイト中の最も変わった体験として、「らーめん6杯を麺1/6で出してくれ」と食券6枚を出してきたお客さんに遭遇し、らーめん評論家か、海外駐在など余程の事情があるのかと訝りながらAさんと一緒に6杯分準備したことを覚えている。

ただ、この幸せな時間も1年と少し経った2014年初めに終わることとなった。理由の一つは、2年の冬学期に入り本郷キャンパスでの授業が増えて移動が多くなったこと(授業そのものもハードになった)。もう一つの理由は、胃腸炎で入院した兄が副次的な検査で重度の脂肪肝であることが発覚したことだ。原因は明らかに山手の食べ過ぎだと思われた。本郷に進学した山手バイトはそのまま本郷店で引き続きバイトすることが多いが、こうした理由から僕はバイトを続けず、勉強に一時専念することとなった。

 

ちなみに、その後のバイト遍歴は2014年の初夏から友人の実家の焼肉店の厨房で数ヶ月働いた後、秋から学科の先輩の紹介で大手シンクタンクにて3年ほど働いた。焼肉店の厨房では最高級A5ランク和牛肉を皿に並べたり皿を洗ったりしていたが、夏休みに実家に帰ってシフトを空けていたらネパール人の留学生が後釜に座っていた。今でもたまに行くと「おい!厨房入って皿洗え!」と店長にどやされる。

シンクタンクでは主にインフラ系の調査の補助をしていたが、3月の納期がギリギリで終電間際まで働かされたりゴールデンウィークにエアコンが止まったオフィスに呼び出されて納品後の手直しをしたりとハードな働き方を体験した。その後、電通の一件を受けて受注を減らすなど働き方改革が進んだことで社員もアルバイトもだんだん人間的な働き方になった(上司の顔色が明らかによくなった)。愛着もあったので就活の際にエントリーしたが、「キャリア相談会」名目の闇面接で落ちた。